【牛タン専門店が解説!】牛タンはなぜ仙台名物?観光に役立つ宮城・仙台の名物もご紹介
もくじ
なぜ、牛タンが仙台名物となったのか
牛タンの歴史(諸説あり)
戦後の1950年代、(太平洋戦争が終結し、日本が復興に向けて歩み始めた昭和23年)アメリカの駐在軍が多かった仙台には、大量の牛肉が運び込まれていました。そんな中、名店「太助」の初代店主故・佐野啓四郎氏が洋食で使われていた牛タンの旨さの虜になり、試行錯誤の末、今なお定番となっている「牛タン焼き」が誕生。 啓四郎は、これにテールスープと麦飯をあわせて牛タン焼き定食として店に出しました。牛タンが広まったきっかけ
閣の牛たんの歴史
1988年、当時仙台で牛タンと言えば「太助、喜助」と言われた頃、この名店の大ファンだった「牛たん料理 閣」の初代店主中田敏弘が一般的だった定食としての牛タンではなく、お酒と一緒に楽しめるコース料理風の牛タン
を提供し始め、長い仙台牛タンの歴史に新しい風が吹かせたのが閣でした。 閣の牛タンの最大の特徴ともいえる独特なカット技術は初代が試行錯誤を重ね、独学で開発したもの。 また、「厚切り」をいち早く採り入れ、「たたき」や「刺身」を開発したも「牛たん料理 閣」です。
仙台名物といえコレ!
仙台牛タンは仙台の3大名物とされています。 3大??まだまだ仙台名物はたくさんあるんです!! 仙台牛タンを堪能したあとは、他の仙台名物も堪能する価値あり!おすすめの仙台名物をご紹介します!◆3大名物は牛タン・ずんだ・笹かま
仙台ずんだも人気のある伝統的なスイーツです。 ずんだは、主に新鮮な大豆をペースト状にしたもので、甘くて滑らかなテクスチャーが特徴。 ”ずんだ餅”はもちろん地元の人々から観光客まで幅広く愛されています。 また、仙台銘菓「萩の月」で知られる『菓匠三全』が展開する『ずんだ茶寮』の開店当初からの定番メニュー「ずんだシェイク」もおすすめです!ずんだシェイクははバニラテイストのシェイクに特製のずんだを合わせたドリンクで、仙台に来たら絶対に飲む!という人もたくさんいて、仙台駅内でも販売しているため、仙台駅に行くとずんだシェイクを片手に歩いてる人がたくさんいます!
仙台笹かまぼこは、宮城県の代表的な特産品で、諸説はありますが、旧仙台藩主伊達家の「竹に雀」の家紋に描かれている”笹”にちなんで、その名がついたといわれています。 仙台駅近くではコンビニでも売られていて、手軽に食べられるため、食べ歩きもしやすく、仙台ではチーズや大葉などを練りこんだものや、スモークされたものなどいろいろな笹かまぼこが売られていたり、老舗や名店もたくさんあるため、味やお店の食べ比べをしてみるのもおすすめです!
◆さいちのおはぎ
仙台の奥座敷秋保温泉にあるスーパー「主婦の店 さいち」で売られているおはぎは、数々のメディアに取り上げられるほど有名です。多い時で1日2万個以上売れる人気ぶりで、おはぎを目当てに県内外から多くの買い物客が足を運びます。 味は「あんこ」「ごま」「きなこ」の3種類あり、10月~5月までの期間限定で「納豆」が登場します。保存料を使用していないため賞味期限は当日中。仙台に来た時にしか味わえない伝説のおはぎ。絶対に食べなきゃ損です!
◆マーボー焼きそば
地元民にもファンが多い知る人ぞ知る仙台名物!秘密のケンミンSHOWでも紹介され、仙台名物として定着してきました。 その名の通り、焼きそばの麺に麻婆がかかった料理。ですが、”仙台マーボー焼きそば”と呼ばれるには条件を満たしてなければいけないんです。 そんな条件がこちら。 ①麻婆を使う。具は豆腐に限定しない。 ②麺は焼くか、揚げたもの ➂宮城県中華飲食生活衛生同業組合の認定人が認定したもの ぜひ仙台に来た際は、この条件をすべて満たした仙台麻婆焼きそばも食べてみてください!
◆仙台セリ鍋
知っていましたか?「せり」は宮城県が生産量日本一なんです。 そのおよそ8割が、名取市という、仙台の南に位置する市で生産されています。 セリ鍋には根から葉までせりを丸ごと使うため、根セリと呼ばれるせりがシーズンの9月~3月ごろがセリ鍋におすすめの時期です。 伊達政宗や4代仙台藩主・伊達綱村もせりのことを句で詠んだり、書状に書くほど好きだったともいわれているんです。 シーズンになると仙台の居酒屋などでもメニューとして出されるので、この時期に仙台に訪れるのであればこちらも食べなきゃ損な仙台名物です! 筆者も仙台生まれですが、セリ鍋のシーズンは週1でセリ鍋にします。根っこが本当に美味しい~~~!!
◆ひょうたん揚げ
こちらは仙台名物笹かまぼこの名店「阿部蒲鉾店」の本店で提供されている「ひょうたん揚げ」です。 なんとなかにはかまぼこが入っているんです。 カリカリの甘い衣と、ふわふわなかまぼこが相性抜群の、仙台を代表する食べ歩きグルメです。 「阿部蒲鉾店」の本店では笹かまぼこの手焼き体験も行っているので、どちらもお試しいただくことができます!
◆三角あぶら揚げ
縁結び、子宝、安産の祈願寺とされ、年間約100万人の観光客が訪れる人気のパワースポット西芳寺(「定義如来」(じょうげにょらい))の参道にある「定義とうふ店」で有名なのがこちらの三角あぶら揚げ。ただの油揚げと侮ることなかれ。肉厚で中はふわふわ、大豆のうまみをたっぷり味わうことのでき、一度食べると病みつきになるひとも多く、この三角油揚げを食べるためだけにお店まで出向く人もいるほど。醤油と、「ニンニク七味」という調味料がテーブルには用意されているので、この二つをかけて食べるのがおすすめです!お土産にまとめて買っていかれる方もいますよ。
◆冷やし中華
実は、冷やし中華は中国ではなく日本、そして仙台にある中華料理の名店「龍亭」発祥といわれる、仙台名物なんです。 知ってましたか? トッピングには茹でた野菜やトマト、キュウリ、チャーシュー、茹で卵。もともと熱々の料理を提供する中華料理屋として、暑い時期には客足が遠のいてしまったことから、麺を流水で冷やすことが考えられたそうなんです。涼しいメニューと野菜やたんぱく質などの栄養で、夏バテ予防にもなります! 発祥の地仙台で冷やし中華を食べて夏を乗り越えるのはいかがでしょうか!
◆牡蠣
牡蠣の二大産地ともいわれている宮城県!
◆地酒
宮城の日本酒造りは、伊達政宗の時代に始まったといわれています。伊達政宗は大の酒好きといわれており、酒造りの職人を仙台藩へ招き入れました。そこから、醸造技術が大きく発展し、庶民の間にも酒造りが広がっていったことが、宮城県の日本酒の始まりと言われています。 そんな宮城県のおすすめの地酒を少し紹介します!
浦霞
塩釜の12号酵母発祥の酒蔵、佐浦の純米酒で、全国酒類コンクールなど、数々の賞を受賞している日本酒です。 米の旨味と酸味が調和した、すっきりとした味わいなので飲みやすく、幅広い世代に人気があります。 食中酒に合う日本酒を多く製造しているため、もちろん牛タンにも、さらには牡蠣など海の幸にも合いますよ。仙台では浦霞を提供している居酒屋が多いので見つけたらぜひご賞味あれ!日高見
石巻市の平孝酒造で造られた日本酒です。 石巻には世界三大漁場の「三陸・金華山沖」があります。「魚でやるなら日高見だっちゃ!」をテーマにしており、やわらかく、透明感があってキレの良い後味が魚介類と相性抜群!! 東日本大震災では津波で大きな被害を受けましたが、のちに「震災復興酒 希望の光」として被災した酒の販売、さらには麹室、酒母室、発酵室のすべてを改修し、温度と衛生管理を徹底することでさらなる品質向上を目指した、宮城県を代表するともいえる注目の酒蔵の日本酒です。伯楽星
「究極の食中酒」を目指す「新澤(にいざわ)醸造店」の日本酒ブランドです。 日本航空国際線のファーストクラスに採用されたり、FIFAワールドカップ公認日本酒にもなっています。 上品な甘さと果実のようなフレッシュ感に、芯のある米のうまさを感じさせ、究極の食中酒を目指してるだけあって、和食にも洋食にも合います。 こちらも宮城県の名物牛タンや牡蠣、また鍋料理などにも合いますよ!仙台牛タンをご自宅でも!
閣のオンラインショップならご自宅で閣の牛たんが味わえます。
「なかなか仙台まで来られない」「遠方の家族に食べさせたい」
といったお声を頂き、そのご要望に応えるべく、 できる限り店舗の味を再現するための商品開発、 ご家庭でも安心して調理して頂ける「焼き方指南書」の作成を経て、牛タン料理閣オンラインショップが完成しました。
厚切りなのに柔らかく、サクッと噛み切れる、牛タンの概念を覆す、至福の食感。
噛むほどに口いっぱいに溢れる、厳選された牛たんのジューシーで豊潤な旨味。
「ミシュランビブグルマン獲得店」の味を、そのままご自宅にお届けします。
閣の職人が受け継ぐ仕込みでつくりあげた、仙台伝統の牛タン焼きをご賞味ください。
焼き方指南書も添付しておりますので、どなたでも安心して調理いただけます。