新商品紹介2.昆布締め
昆布締めとは?
富山県の郷土料理といわれ、名の通り食材を昆布ではさんで「締める」ことで、昆布が余分な水分を吸収し、日持ちを良くさせることを目的とされていた調理法です。冷蔵技術が発達していなかった江戸時代には、食材の鮮度を保つための手段でしたが、今では食材の水分を吸い取ってうま味を凝縮してくれるとともに、昆布の旨味、甘味、香りを食材に移してくれることで味わい深くなることから、美味しくなる調理法として富山県民を中心に多くの人に親しまれています。
昆布締めにするとおいしい食材
昆布締めにするとおいしい食材の代表は、やはりお刺身です。お寿司屋さんに行くと昆布締めのネタを見かけることもあるのではないでしょうか。
最近では、お肉や野菜、きのこや山菜などを昆布締めの食材として広まってきています。
お肉や野菜の旨味が凝縮し、さらに昆布の旨味が移った奥深い味わいはご飯にも、そしてお酒にもよく合います。
【新商品】閣の特上厚切り牛たん 昆布締め
調味料を一切加えず、牛タンとの相性を吟味した昆布の風味と塩味で引き立つ牛タンの旨味と味わい。昆布締めすることによって一味変わった絶妙な食感。日本酒と一緒に楽しみたい大人の牛タンです。ぜひご賞味ください。
焼き方
- 冷蔵庫にて約8時間の自然解凍。
- 【重要】焼く前に常温に戻してください。
- 昆布を取り除いてください。
- フライパンに油を少々ひく(焼き色がきれいに!)
- 弱火でじっくりで加熱、 焼き色が付いたら裏返して同様に焼く。
(焼き色がつくまでひっくり返さないのがコツ!) - 数回ひっくり返しながら中まで火を通し、綺麗なきつね色の焼き色になったらお勧めの食べごろ。
おすすめの食べ方
薬味はわさびとの相性が抜群です。是非ご一緒に。
昆布の塩味がありますが、お好みで塩、醤油で調整してください。
合わせるお酒
閣の特上厚切り牛タン昆布締めのペアリングでお勧めなのが日本酒の「純米吟醸」です。 昆布の風味が穏やかに感じられ、旨味の濃い昆布締め牛タンに、 芳醇な米の旨味と程よい吟醸香が特徴の純米吟醸酒が良く合います。
開発秘話
全国の伝統料理×仙台牛タンで企画商品化された「西京漬け風」と ほぼ同時期に企画、発案されたのがこの昆布締めでした。 ただ、実際に商品化されるまで1年以上かかり、今冬に晴れてリリースすることが出来ました。 開発当初は昆布の他、昆布茶などの調味料を用いて開発を進めていましたが、 「雑味、苦みが出る」「ただの昆布味」といった様々な課題に直面、何度も試作と試食を重ねました。 当社の調理長の他、和食屋さん、鮨屋さんといった昆布締めに精通する方にご意見も頂きながら、 最終的には原点回帰、原材料は牛タンと昆布のみとし、「種類」「ひと手間」「締める時間」にこだわりました。 調味料を一切加えず、昆布の風味と塩味で牛タン本来の旨味と味わいを最大限に引き立てています。