意外と知られていない?仙台牛タンと産地。
もくじ
意外と知られていない、仙台牛タンと産地。
仙台牛のタンですよね?いいえ、実は・・・。
「仙台牛タンって仙台牛、或いは和牛や国産牛の牛タンを使っているんでしょ?」 とお思い方も多いのではないでしょうか?筆者も以前はそうでしたが、 実際、仙台の牛タン専門店で提供されている牛タンのほとんどが外国産で、その多くを「アメリカ産」「オーストラリア産」「ニュージーランド産」が占めています。
なぜ「仙台牛タン」と言いつつ、外国産なのか?
・希少部位であるが故に国産は高い
まずは国土面積の問題で国産の牛タンの数が少なく、国産牛自体が希少です。 また、牛一頭からとれる牛タンが約1kgほど。 ”牛タン”という部位自体も希少なのです。
・”牛タン”の部分仕入れが難しく手に入りにくい
牛たんのみではなく、様々な部位を取り扱う焼肉屋やお肉屋などが国産和牛を一頭買いをすることが多く、牛タン専門店が国産和牛の”牛タンのみ”というパーツ買いで牛タンを仕入れることが難しいのです。
・国土の広さによる飼育数の違い
仙台名物の牛タンの産地ランキングを外国産が占めている理由の一つには、国土の広さがあげられます。 とくにアメリカは日本と比べて広大な国土を持っています。たくさんの牛を育てることができるため、牛タンを出荷できる量も増えます。
理由はいくつかありますが、
実は外国産のほうが仙台牛タン焼きに向いている
お店ごとの特色を出しやすい
という見方もあります。
閣ではアメリカ産でもさらに厳選、徹底したこだわりで仕入れを行っています。産地ごとの主な違い
アメリカ産
✅肉質が柔らかく、脂身も多い。
「牛たん料理 閣」で扱う牛タンのほとんどがアメリカ産で、通販ではアメリカに限定しています。 肉本来の味わいを大切にし、肉を柔らかくする加工(インジェクション加工)などを行わない閣の牛タンは、肉質が命。 アメリカ産でもさらに厳選、徹底したこだわりで仕入れを行っています。 また、穀物飼料で育つため独特の臭みも少ないとされ、
「厚切りなのにサクッと歯切れのよい」
「溢れ出すジューシーな肉汁」
「臭みがなく肉本来の味が楽しめる」
と評判の閣の牛タンに最適なのがアメリカ産とも言えます。
オーストラリア・ニュージーランド産
✅歯ごたえがあり、脂身は少なめ。
アメリカ産の次に取り扱いが多いとされるのがオーストラリア産とニュージーランド産。アメリカ産に比べると肉質はやや硬めで脂身も少なめ。また、牧草(グラスフェット)を主に飼料としているため、豊かな風味が特徴とされています。 「噛むほど味が出る」牛タンとも言えますが好みによってはその風味が苦手という方も。
国産または和牛牛たんはその質はもちろん、脂の乗りも抜群。 ただ、希少でかつ高価となってしまう為、なかなか手が出せないのも確か。 より多くの方に味わっていただき、「宮城の食文化の豊かさ」の象徴でもある仙台牛タンを全国に広めるべく、 専門店ではそれぞれが目指す味を追い求め、産地にもこだわり、日々切磋琢磨しております。
牛たん料理 閣オンラインショップではお店同様、厳選した肉をさらに職人の技、独自のカット法で磨き上げ、 たん元~タン中と呼ばれる部位を「閣の特上牛たん」として提供しております。 是非一度お試し頂き、その違いを感じて頂ければ幸いです。