GW明け、「なんだかやる気が出ない」「気分が落ち込む」「体がだるい」などの症状は出てきていませんか？
もしかしたら５月病と呼ばれる”うつ病”かもしれません。実は、そんなうつ病対策や解決には牛肉が効果的と言われています。
まずは、うつ病になってしまう原因からご説明します。

うつ病とは

うつ病は、持続的な憂鬱や興味ややる気の喪失などのうつ状態が、何週間も続いている精神疾患です。 うつ病には重度のものから軽度のものまでさまざまな程度があり、日常生活に大きな影響を及ぼすこともあります。
治療やサポートを受けることで管理できる疾患ですが、無理し続けたり、解決に踏み出さないまま放置してしまうと重篤になることがあります。5月の連休後にこのような症状が現れると、「５月病」と言われますが、医学的な病名ではなく、この５月病もうつ病の１つです。

うつ病になる原因

①環境の変化

転職や引っ越しなどの生活スタイルの大きな変化は、気づかない間にストレスが増大し、精神的な負担がかかっています。そのため、うつ病の発症につながることがあります。

②体質や性格

体質や性格でも、うつ病になりやすい人となりにくい人がいます。例えば、真面目・責任感が強い・完ぺき主義・周りに気を使いがちな人は、どれも長所ではありますが、その分柔軟性に欠けてしまっていたり、何か問題が発生した場合、自分ひとりで抱え込んでしまうことが多いです。そのため、精神的な負担、ストレスが溜まりやすく、うつ病を発症しやすいと言われています。

③自律神経の乱れ

自律神経の乱れは、睡眠や食欲などが乱れ、心身のバランスが崩れることが考えられます。さらに、腹痛・下痢・めまいや立ちくらみ・頭痛・動悸・吐き気・だるさなどの身体的不調も起こりやすいため、うつ病の発症や進行の原因になると言われています。

④ストレス

うつ病はストレスが原因で発症することが多いと言われています。ストレスの原因には先に説明した３つの要因もありますが、日常生活にはストレスはつきもの。自分がストレスを溜めてしまっていることに早めに気づき、うまく発散させることができないと、うつ病になりやすくなってしまいます。

ストレスをためないためには？

では、ストレスを溜めないためにはどんな方法があるのでしょうか？ストレス発散方法をご紹介します。
ストレスを発散する方法には合う合わないなどの個人差があります。自分に合ったストレス発散法を見つけることも大切です。

①睡眠をしっかりとる

睡眠不足が続くと、疲労が回復せず、免疫力が低下し、病気になり易くなります。また、日中も思考力の低下やイライラ感を感じてしまい、さらにストレスがたまる原因にも。うつ病になると、眠れないという症状もでてきます。そんな時は、いつもより早めにベットに横になってみたり、リラックスする時間を作る、自分の感情や体の状態に注意を払うように、目をつむって何も考えない時間を作ったりなどして、少しずつでも、睡眠をとるように心掛けましょう。

②適度に運動をする

適度な運動はストレスを軽減し、心身のリフレッシュに役立ちます。 ウォーキング、ジョギング、ヨガ、水泳など、自分の好きな運動を楽しむことが大切です。疲れてしまうほど運動する必要はありません。運動が苦手な方も、外に出て少し歩くだけでもストレス軽減に繋がります。

③趣味を作る

趣味などの、自分が興味のある活動に時間を費やすことで、ストレス発散につながります。趣味には読書、料理、映画、音楽、運動など様々ありますが、”自分の興味のあることに時間をかける”ということが大切。趣味の種類はなんでも大丈夫です。まずは自分が今何になら興味がわくか、少し考えてみましょう。

④誰かと会って話をする

人間関係もストレスの原因になってしまいがちですが、自分の好きな友人や家族との交流はリフレッシュに繋がります。笑うことで血行が良くなり、リラックスしている時に働く副交感神経が優位になり、免疫力アップにも繋がります。

⑤規則正しい食生活

うつ病を発症する人はビタミン類、ミネラル、必須アミノ酸などの共通の栄養不足が見られたりと、食事との関連性もとても高いと言われています。不規則な食生活は生活リズムの乱れにもつながります。3食規則正しい食生活を送るだけでなく、栄養バランスを考えたおいしい食事をとることが大切です。

うつ病対策にいい食材・栄養素

うつ病の原因となるストレスは腸内環境とも関係があり、腸内環境を整えるとストレスが減るともいわれています。
そこで、うつ病対策や解決にいい食材とその栄養素をご紹介します。

魚介類

幸せホルモンと呼ばれるセロトニン生成に繋がるトリプトファン、神経伝達物質や脳の働きを高めるビタミンＤ、EPAやDHAが豊富

キノコ類

神経伝達物質や脳の働きを高めるビタミンＤが豊富

野菜

腸内環境を整える食物繊維、脳内の神経伝達物質を作る葉酸が豊富

乳製品

セロトニン生成に繋がるトリプトファン、腸内環境を整える乳酸菌やビフィズス菌が豊富

牛肉

セロトニン生成に繋がるトリプトファン、免疫力をUPさせる亜鉛、疲労回復に効果のあるたんぱく質が豊富

うつ病対策に牛肉が良い理由

うつ病対策には牛肉が効果的とされている理由を詳しくご説明します。

理由①幸せホルモンのセロトニンを生成する

脳内のセロトニンという神経伝達物質は、精神を安定させたり、やる気を起こす作用があるため、「幸せホルモン」とも呼ばれています。この物質が減少することで不安や不眠、免疫力の低下などに繋がり、うつ病が発症する原因になります。
このセロトニンは、トリプトファンという必須アミノ酸が脳内に送られることで生成されます。トリプトファンは体内で作ることができないため、食事で補うことが必要とされているアミノ酸です。牛肉にはこのトリプトファンが豊富に含まれているため、牛肉を食べるとセロトニンが生成され、精神が安定すると言われているのです。

理由②体内で作られないアラキドン酸が含まれている

牛肉に含まれるアラキドン酸という脂肪酸は、アナンダマイドという神経伝達物質を生成します。

このアナンダマイドは、脳に作用して幸福感や高揚感を感じさせ、痛みまでやわらげるといわれている神経伝達物質です。

このアラキドン酸も体内で作ることができない脂肪酸のため、豊富に含まれている牛肉を食べることでアナンダマイドが生成され、うつ病対策になると言われています。

理由③うつ病の人が不足しがちな栄養素の亜鉛が豊富

うつ病を発症した人は、鉄や亜鉛といったミネラル不足もよく見られます。鉄や亜鉛はセロトニン・ノルアドレナリン・ドーパミンといった、脳の活性化などに必須な神経伝達物質の生成に関係しているため、鉄不足による貧血だけでなく、精神の乱れ、疲労感、意欲、集中力の低下にもつながります。
牛肉には、そんな鉄や亜鉛までもが豊富に含まれているのです。

うつ病対策にも効果的な仙台牛タン

牛タンも、牛肉と同様にうつ病に効果的な食材です。牛肉に含まれるトリプトファンやアラキドン酸、亜鉛はもちろん、牛タンにはさらに高品質のタンパク質を豊富に含んでいます。タンパク質は筋肉の修復や再生に欠かせない栄養素であり、運動や日常的な活動による疲労回復に役立ちます。また、牛タンに多く含まれるビタミンB群には、エネルギーを生み出すサポートする働きがあり、エネルギー不足による疲労を防ぐ効果があります。栄養素の吸収を大幅にアップさせる働きがあるビタミンCなども含まれているので、疲労回復の効果もあります。

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